安全装置と復旧方法について
KODENのトロイダルトランスは、本体や接続機器を守る為に様々な安全装置を搭載させていただいております。万が一、何かしらの原因で動作しなくなった場合は、お問い合わせをいただく前に、以下の復旧作業を行ってみて下さい。
- サーマルプロテクター
-
- 熱を感知して守る
- 故障や使用している家電製品の破損、火災などから出来る限り守るため、熱を感知して一定温度を超えた時、強制的に停止させるための安全装置です。
- しばらくしたら自動復旧します
- もし、サーマルプロテクターが働いた場合、しばらくの間お使いいただけなくなりますが、全ての接続機器を電源から外して温度を下げると、またお使いいただけるようになります。こちらは当社の全ての製品に標準装備されております。
- サーキットプロテクター
-
- 大きな電気が流れることを防ぐ
- こちらは変圧器の仕様を超えた大きな電気が流れてきた時に、変圧器や接続している電気製品の回路が破壊されないよう保護するために使われる安全装置です。一般家庭にあるブレーカーのような役割を果たします。
- 解除ボタンから復旧できます
-

TA-1000とTA-1500に搭載されており、万が一サーキットプロテクターが動作した時は、電源から全ての接続機器を外して解除ボタンを押すことで復帰することができます。
- 温度ヒューズ
-
- 急上昇した温度も感知する二重安全設計
- サーキットブレーカー同様、大きな電気が流れてきた時に、変圧器や接続している電気製品の回路が破壊されないよう保護するために使われる安全装置です。一般家庭にあるブレーカーのような役割を果たします。JP-500FやJP-600Kなど一部製品では、サーマルプロテクターとこの温度ヒューズで二重に安全性を高めている製品もございます。
- お客様が復旧することはできません
- 安全を最優先とするための最後の砦のような形で使われており、ヒューズが切れた場合はご自身での復旧ができませんので、修理(有料)が必要となります。